【テニス上達方法】上級者になるために練習で必要なこと

上級者になるために練習で必要なこと、についてお話ししていきます。
先日は初心者が最速で上達する方法について書いていきましたので、今回はテニス上級者になるための方法を解説していきます。
[nlink url=”https://www.3vitiontennis.com/2019/12/05/beginner-practice/”]
こんな人向け記事
- テニスの上達に悩んでいる人
- テニスで中級者から上に上がれない人
- 練習の成果がなかなか出ないと感じる人
テニス人口は増加傾向にありますが、その分上級者が増えているかというと割合としては少なくなってきています。
上級者になるために必要なのは、「基本からの卒業」ここが重要なポイントになっています。
今回はテニスを上達させて上級者になる基本からの卒業方法について解説していきます。
記事の信頼性
==指導実績==
・全国選抜高校団体
・全国専門学生大会
・全国中学生大会団体、個人
・草トー優勝者
etc
指導の中で多くの上級者の方を見させていただいた経験から、上級者の共通点や上級者になるために必要なことまで書いていきます。
目次
技術での上達に必要なこと
まず上級者の方とテニスしたりすると感じたことはなんでしょうか?
「ボールが速い」「スピンがすごい」「足の動きが早い」いろんなことを感じたことがあるかと思います。
ですが、本当にテニスのレベルや上達の具合はこれらの要素で決まるのでしょうか?
答えは「NO」と考えます。
では、私がプライベートレッスンなどでテニスを上達してもらう中で、上級者の判断ポイントをはこんな感じ。
上級者の技術共通点
- 余裕がある
→テンポが変わった時の対応力がある - 技術に継続性がある
→いいショットを3球以上継続して狙える
※単発で速いのが打てるだけではない - 自分の基本フォームで打つ割合が多い
→基本フォームで打つ数が少ないのは打点への入り方とポジション取が良くない
このように感じます。
「バランスが崩れた中でも深く返球できる」技術もあると更に上級者の中でもレベルが高いですが、それよりも上記の条件が私の中の技術に関する上級者の基準です。
まとめると「同じフォームで落ち着いてラリーできる」人は技術上級者だと感じます。

テニスプレーヤー
「でも同じフォームで打つのって当たり前じゃないの?」
結論からいうと同じフォームで毎回打つことは、理想でありかつ不可能なことです。
どんなに上達しても、フットワークが良くなっても必ず打点がずれる時は出てしまいます。
その中でも多くの割合で「同じような打点」で捉えることができるかが、フットワークや予測、フォームの改善を上達していく理由になります。
練習手順
- 【ドリル一例】
その場での手出し
→理想のフォームの確認と改善
↓
動きのある球出し
→理想のフォームに入るためのフットワークの確認
↓
ラリー
→実際生きたボールでどれくらいの割合で理想のフォームに入れるか確認
このように確認することが、理想的な上達に必要な練習手順です。
片手バックの練習しました😎🎾
片手バックは、1,止まるタイミング
2,スイングと地面の蹴りのタイミングこの2点が重要かなと考えてます🤔
次の私の課題は左手の使い方ですが、うまく残るとインパクトが厚くなります🙆♂️
両手含めてYouTubeにします🎾🎾 pic.twitter.com/v7W6wIdpxm— 3vition小畠友哉 (@Yuya_922) December 5, 2019
自身が新たに片手バックを練習した内容ですが、このように手出しで理想のフォームや打ち方を確認しています。
この段階では手出しでもミスヒットが出てしまったので、上達するべきポイントを確認しています。
片手バックの重要と感じたポイント🤔
1️⃣スイングと下半身の蹴りのタイミングを合わせる
2️⃣踏み込み足はフィニッシュ後もかかとが浮かない方が打点がズレない
3️⃣バウンドよりはやくポジションで待つのが大切
____
個人差ありですが、参考までに😊🎾 https://t.co/V5stzdqIef— 3vition小畠友哉 (@Yuya_922) December 9, 2019
こちらは、私がコントロールできるペース(少しぶれています)でまずはしっかり打点に入れるように練習しています。
ここでペースを上げてしまうと、練習というより自己満足になってしまうので上達できないと考えます。
ここから更にテニスを上達していくためには「精度を維持しながらペースを上げていく」ことです。
テニスは対人スポーツなので、相手のボールによってバランスを崩されずにいかに自分の思い通りにコントロールするかが上達する上で必須です。
オススメの練習方法は、「自分の思い通りに打点に入れるペース」でラリーをしていきましょう。
この章のポイント
- 自分の理想フォーム、打点を知っておく
- 上級者になるには自分のフォームで打てる余裕あるペースを少しづつ上げていく
[nlink url=”https://www.3vitiontennis.com/2019/11/08/hitting-form/”]
戦術での上達に必要なこと
前の章では、技術面での上達に必要なポイントは「理想のフォームを知って、余裕あるペースを強化していく」だとお話ししました。

テニスプレーヤー
「でも実際試合だと理想通り打てないことの方が多いんだよなぁ」
では、逆にもし理想的な打点で打てるときにあなたならどうしますか?
例えばフォアハンドで想像してみてください。コートの中に入れて余裕のあるボールです。
ここでコースや、やることが明確に浮かんだあなたは上級者かそのレベルに近いといっても間違いないです。
ただ今回は上級者になりたい方向けの記事なので、解説していきます。
チャンスボールが来た時
初心者「チャンスと気づかない」
中級者「どこに打とうか迷う」
上級者「こうしたいと明確にある」
このような違いがあります。
もちろん先ほども書いたように、対人スポーツのテニスでは相手の状況によって打つコースやボールは変わっていきますが、「浅くなったらボレーに出る」などマイルールがないと選択肢をその場で決断しなくてはいけないため、ボールへの注意力が減りミスショットが増えます。
人間は一度に選択できる数が限られています。
ですが、上達すればするほど選択することは増えていくため多くの中級者は長いラリーでのチャンスボールでミスをしてしまいます。
なので、自分なりのルールを作っておくことで、いざという状況で迷わずラケットを振り抜くことが可能になります。
このYouTubeに載せた動画では、正直なことをいうと佐藤コーチがフォアハンドの調子が良かったそうで、動画に撮っていないポイント練習は吹き飛ばされていました。
「このままでは勝てない」ということで、私は「コートの中で打てるときはボレーに詰めよう」このように決めて行動したためプレッシャーをかけ?ミスを誘うことができたと思います。
これはゲーム内の話になりますが、まずは自分の中でのルールを作って、自分が思い通りに打つことができる状況でそのパターンに持っていくことを決めておくと、テニスのゲームが上達し悩みが消えてきます。
サーブも同じように、自分の中で「このポイントの時はここに打つ」と決めておくと悩みが消えてミスショットが減るので、上達のためにマイルールは決めてみてください。
この章のポイント
- 自分の思い通りに打てるときにゲームを展開する
- 自分の中で展開するルールを決めておく
一番は上達のポイントを明確にすること
ここまで、ゲームや技術面でテニス上級者に上達するためのポイントをお話ししていきました。

テニスプレーヤー
「大切なポイントはわかったけど、上達のために明日からどのように取り組めばいいんだ?」
答えは簡単です。
目標設定を明確にすること
これが何よりも重要です。
[nlink url=”https://www.3vitiontennis.com/2019/11/06/joutatunokotu/”]
ダイエットでもそうですが、なんとなく「10kg痩せたい!!」と考えていても痩せません。
「1年で10kg痩せたいから余裕を持って1ヶ月1kg痩せられるようにトレーニングしよう」このように近い明確な目標設定をすることが必要です。
テニスも同じで、「上級者になりたいなぁ」と漠然と考えるより、「いつまでになりたい」「いつまでにこれができるようになりたい」このようにプランニングしていくことが、テニス上達には必要です。
練習や上達には、モチベーションの維持がとても重要です。
モチベーションの維持には「緊張と緩和」のバランスが重要です。
「緊張と緩和」のバランス
- 緊張
→頑張ればできるようになりそうだけどまだできないことに取り組む - 緩和
→目標達成して上達を実感した時の満足感(目標の大きさは関係ない)
できないことや大きすぎる目標は、よっぽどの気力や夢がないとモチベーションの維持ができません。
まずは「1本ミスを減らす」そんな小さな目標でもいいので、長期目標から逆算して達成可能な短期目標から上達していきましょう。
それが上達のための一番大切なことです。
もし1人で目標の継続や努力が難しいのであれば、コーチに頼るのも手だと思います。
[nlink url=”https://www.3vitiontennis.com/2019/11/13/needcoach/”]
弊社のサービスもカルテなどで徹底サポートして、上達までの目標を明確にして達成していただいてます。
自分だけで目標を達成することはとても根気もいることです。
本当に困ったときは専門家から道を示してもらうことも重要かもしれません。
この章のポイント
- 上達にはまず達成可能な短期目標が必要
- 「緊張と緩和」のバランスがモチベーションには重要

小畠 友哉
NESTA pft公認トレーナー兼テニスコーチ
JPTT盛田正明杯TD
初心者からでも上達していただくために、正しい体の使い方と上達方法をレッスンしています。