テニスコーチがジュニアに上達してもらうために知っておくべきこと

ジュニアテニス 上達方法

テニスコーチがジュニアに上達してもらうために知っておくべきことについて書いていきます。

このような人向け記事

  • テニスでジュニアを指導する方
  • ジュニアで大会にお子様が出ている方
  • テニス以外でもジュニア育成をしている方

テニスコーチ
「テニスのジュニア育成では、
何が大切なんだろう」

この悩みや疑問は多くの方が考えて、私も常に課題として考えています。
(保護者の方は毎日かと思います。)

トレーニング、テニスの練習もそうですが指導する上で一番大切なのは「その子の人間性、性格を知ること」だと考えています。

どんなにいい練習をしても、テニスにあったトレーニングを提供してもジュニア選手は人間なので、
どのように伝えるか」「どうしたら理解してもらえるか」「どのように導いていくか」
ここが一番重要です。

今回は私がテニスだけでなく、指導するとき全てで考えている「タイプ別の指導方法」についてお話ししていきます。

目次

==参考文献==

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性格のタイプを知っておく


先ほど「タイプ別の指導方法」とお話ししましたが、このタイプ別とはざっくり言うと「性格や考え方」です。

性格や考え方はもちろん十人十色ですが、その中でもスポーツやテニスの上達に関しての指導の時は、初レッスンの時や初対面の時に簡単にタイプ分けしてコーチングの方法を変えていきます。

ここでは私のテニスノートに書いてある言葉で、「マインドタイプ」としてお話ししていきます。

マインドタイプの種類

  • 天才型
  • 勤勉型
  • 共感型

テニスを指導する時に、ジュニアにはこのタイプがありタイプの比率で接し方が変わると考えています。
(参考著書の内容から私なりにコーチングとしての経験から呼び方を変えて見ました。)

このタイプは絶対1つではなく、2つミックスしているものだと考えています。

タイプ別の性格

  • 天才型
    →自分で正解を探していくことが得意
    →理論的に納得しないと正しいと思わないので少数派意見でも気にしない
  • 勤勉型
    →与えられたことを、決まったことをやり続けることに強い
    →自分から新しくアイディアが必要な時に困りやすい
  • 共感型
    →信頼した人からのアドバイスの再現性が高い
    →何を言ったかより誰が言ったかを判断基準にしやすい

この中で割合がどれくらいかで接し方が変わってきます。

例えば野球のイチロー選手は「天才型:勤勉型=7:3」だと思っています。

ではタイプがわかった後、実際コーチングしていく方法を解説していきます。

タイプ別にコーチングが変わる?!

テニスコーチ
「タイプがわかって、どのように指導すれば上達するんだろう」

どのようにしていくかを、この先ほどの章で例えたイチロー選手の「マインドタイプ」を例に解説します。
(大変おこがましいのは他スポーツなのでお許しください)

イチロー選手の「マインドタイプ」は、「天才型:勤勉型=7:3」だとお話ししました。では実際どのような選手なのでしょうか?

イチロー選手の性格

  • 自分で自分がどうしたら上達するかを判断することができる
  • 正しいと思った行動を継続し続けることができる
  • 理論的に正しくないと感じることはやりたくない

このように分析できます。

では実際に指導していく時にどのような接し方をしていくと、いいコーチングができるでしょうか?

コーチングの順序

  • ①現在のプレーの悩みと課題と意識を聞き出して感想を伝える
    →「あなたはここが武器で仰る通りここが課題だと思います」
  • ②問題に対してのこちらの意見を伝えて感想を聞く
    →「私はこう思いますがそれについてどう思いますか?」
  • ③メニューを行うときはこれを行うことでどうなるのかを先に明確に伝える
    →「このトレーニングかこの部分の強化のトレーニングです。このトレーニングを行うことでこうなります。理由はこうです。」

このように進めていきます。

ここまで聞いていると流れがわからないと思いますが、「マインドタイプ」によって接し方を変えています。

マインドタイプ別の接し方

  • 天才型
    →自分なりの意見があるので、それを達成させる方法をより具体的に伝える
    →天才型には押し付けや「ティーチング」は才能を殺してしまうのでしない
  • 勤勉型
    →やるべきことを具体的に伝えて継続の頻度まで説明する
    →基本的な部分は「ティーチング」を多く使ってやるべきことを具体的に伝える
  • 共感型
    →悩みの解決し過去の事例を踏まえながらメニューを提案する
    →権威性(正しいとみんなが認める根拠)をしっかり示してあげる

テニスではないですが、イチロー選手に上達してもらうためには「天才型」ということを理解して、「アイディアの尊重」をして、そこに実現するための手段を理論的に説明してから継続の頻度を具体的に理由も添えて提案します。

これができないと「やる目的がはっきりしないし理屈がわからないからやらない」という風になってしまいます。

ここはコーチが理解してあげて、タイプにあった提案をしてあげることが上達につながります。

「天才型」は決めつけられるのが嫌いです。「勤勉型」は与えられないことが嫌いです。「共感型」は理解してくれないことが嫌いです。

このように理解することで、テニスコーチの指導が上達にコミットメントしやすくなるので、「自分の押し売り」だけは絶対に避けて、相手の「マインドタイプ」に応じたコーチングをしましょう。

答えがないことを知る

ここまでの内容では「マインドタイプにあったコーチングの仕方」について話していきました。

ですが、一番知っておくべきなのは「絶対の上達法」は存在しないことです。

私もこのようにタイプ分けしますが、話しているうちに「共感型かもしれないな」と感じることがあったり、ジュニアは心理的成長でタイプが変わったりもします。

過去の記事でも書きましたが、目標設定がとても重要でその中でコーチは変わっていくマインドタイプや上達速度に合わせて軌道修正していくことが重要です。

私はトレーナーやコーチの人材育成事業もしていますが、毎回「まだまだ勉強しなくてはいけないな」と思えたりもします。

正解は1つではなく、決めつけた時点でコーチは考えることを放棄していることに等しいです。

厳しい言い方になってしまいましたが、正解を決めつけずコーチは常に相手が人間であり変わっていくものだと理解しながら、ジュニアの上達のために向き合っていく必要があるなと思います。